実家が海のすぐそばにあったという元ちとせさん。家の近くにあがってきていたウミガメを飼ったり、鷹のひなを拾ってきて大きくなるまで育てたりと非常に貴重なエピソードをお持ちです。
生年月日:1979年1月5日
出身地:鹿児島県大島郡瀬戸内町(奄美大島)
高校:鹿児島県立古仁屋高等学校
職業:歌手、奄美民謡歌手
事務所:オフィスオーガスタ
元ちとせさんは奄美大島南部にある嘉徳という小さな集落で育ちました。今では廃校になってしまった小学校は全校児童が4人ほどで全員親戚。卒業式は1人きりだったといいます。
小さい頃から三味線とひぎゃ唄と呼ばれる地元のシマ唄を習っていました。中学3年生で奄美民謡大賞少年の部優秀賞を受賞、高校1年で奄美民謡大賞青年の部新人賞を受賞、高校3年生の時には当時高校生初となる史上最年少で奄美民謡大賞を受賞しました。
高校2年生の時、地元の楽器店からシマ唄のカセットテープ『ひぎゃ女童(めらべ)』を発売すると、元さんが唄う『朝花節』が松竹映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花』で使われました。
高校卒業後は美容師を目指し三重県に移り、大阪で美容師をしていましたが薬剤のアレルギーの為に辞めることになりました。
美容師を辞めた後、歌手を目指し上京。HMV数寄屋橋店でアルバイトをしながら悶々とした日々を送っていましたが、2001年にインディーズデビュー。翌年の2002年にエピックレコードジャパンより『ワダツミの木』でメジャーデビューをはたしました。
元ちとせの結婚相手は山崎まさよし?
元ちとせさんとシンガーソングライターの山崎まさよしさんが結婚したとの噂がありますが、お二人が結婚したという事実はありません。
以前、週刊誌で朝にジョギングデートをしていたと報じられていたそうですが、事実かどうか怪しいところです。
元ちとせさんがインディーズ時代に山崎まさよしさんの曲をカバーしていたことや、所属事務所が同じ「オフィスオーガスタ」であること、またDVDの特典映像などでお二人が仲良くしているところを観たファンなどの間で、このような噂があがったのではないかと考えられます。
元ちとせの結婚した旦那は飲食店経営者だった
元ちとせさんは2004年1月に一般人の方と結婚しました。2002年のデビューから約2年後なので思い切った決断です。一般的に芸能人は自身の人気を気にして、人気が落ち着いた頃に結婚するイメージですが、それほど元ちとせさんにとって大事な人だったのでしょう。
旦那さんの情報ですが、2歳年上の飲食店経営者ということです。沖縄県北部で『SABABA』というお店を開いていたようですが、現在は閉店したようです。
ちなみに『SABABA(サバーバ)』はイスラエルの公用語、ヘブライ語で「いい感じ」という意味です。名前からしてお洒落なので結構繁盛していたのかもしれませんね。
2016年時点で奄美大島の瀬戸内町在住とのことだったので、もしかしたら瀬戸内町で新たに飲食店を開いているのかもしれませんね。
子供の情報は?
結婚をオフィシャルサイトで報告をした際、元さんは妊娠していましたが、残念なことにこのときの赤ちゃんは流産してしまいました。
最初のお子さんは残念な結果となってしまいましたが、その後の2005年1月に女の子、2009年12月に男の子と二人のお子さんを授かることができました。
そして生活の拠点を故郷の奄美大島にうつし、自然いっぱいでのんびりした環境で子育てをおこなっています。
現在は奄美大島で「のんびり子育て中」という元。
「地域のみんなが育ててくれるのですごく助かっています」と感謝すると、11歳の娘と6歳の息子についても「ちゃんと『ありがとう』と『ごめんなさい』は言えるように教えていますが、後は本人が島の人とたくさん触れ合う中で成長していってくれたら」と語った。
元ちとせさんの子供らしく音楽には興味があるようで
長男は「元さんの三味線を弾いて歌ったり」
と将来は歌手として有望そうですが、子供が自分と同じ仕事をすることに対しては
と冗談めかしてコメントしていました。しかし、子供が自分で夢を見つけて努力するなら応援はするともおしゃっているので、まんざらでもないのかもしれません。
元ちとせの歌い方の秘密とは?
初めて元ちとせさんの歌声を聴いて驚いた方も多いのではないのでしょうか。
この歌い方は「奄美シマ唄」といわれる歌唱法で、もともとは村の豊穣を願い神様に捧げる歌だったそうです。
コブシとは「うなり上げるように歌ったり、素早く音を上下させる歌唱テクニック」、そしてファルセットとは「裏声の一種」のことです。
シマ唄をやると自然とファルセットが出せるようになり、人によってその使い方が違うため歌にその人独自の「味」が出るのだそうです。
そして、元ちとせさんがうたう歌はこのシマ唄の歌唱法をポップスに取り入れたもので非常に難しいといいます。実際、シマ唄の歌い手にはポップスが苦手な方もいるそうです。
重要なのは歌唱法だけにとらわれず、いかにして曲に自分の感性をミックスすることができるかだといいます。
現在の活動は?
出典:https://www.sonymusic.co.jp
以前インタビューで「3人目のお子さんの予定は?」という質問に対して、「また思い切って歌に取り組んでいきたいので無いです」と語った元ちとせさん。結婚前に比べると活動は減っていますが現在も歌手活動は行っています。
元ちとせさんの唄を聴いて島唄を始めたという、同じく奄美大島出身の中孝介(あたり こうすけ)さんとジョイントコンサートを開催。ユニット名である『お中元』とは『元』と『中』それぞれの名字の組み合わせ。『うたの贈り物を二人で』という意味が込められています。
2018年、所属事務所の㈱オフィスオーガスタの設立25周年で「ザ・プレミアム・モルツ」とのコラボレーションした企画にも参加。
今回は、その第一弾として、「ザ・プレミアム・モルツ」のTV-CMソングである『I wanna be loved by you』を『福耳』メンバーがドゥーワップで歌い上げたミュージックビデオを、サントリーの公式YouTubeチャンネルで6月29日(金)より先行公開します。
ミュージックビデオには、「ザ・プレミアム・モルツ」好きである、杏子さん・さかいゆうさん・スキマスイッチさん・秦 基博さん・元ちとせさん・山崎まさよしさんの『福耳』メンバー計6組7名のアーティストが参加します。
設立25周年というプレミアムなタイミングを、プレモルファンのメンバーで乾杯し、『I wanna be loved by you』を歌い上げます。
楽曲アレンジはさかいゆうさんが手掛け、杏子さん、元ちとせさんがリードボーカル、スキマスイッチさん、秦 基博さん、山崎まさよしさんがコーラスを担当し、『福耳』らしい楽曲に仕上がりました。
ミュージックビデオ内では、楽しそうに歌う元ちとせさんの姿がありました。今後とも独自の世界観で斬新な音楽を期待しています。